【麻雀】今年からMリーグ観戦にハマった話

久しぶりに思いつきで書きました。

今年から見始めたMリーグの話をします。

たぶんMリーグを初期から観戦してる人には当たり前のことばかりと思われますがご了承。

 

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まず僕の麻雀歴を話すと、最初に触れたのが小学生低学年の頃。

父親が自分用に買ったファミコンソフト「井出洋介の実戦麻雀」でした。

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専用コントローラーも親父は買ってました。

親父がやってないときに僕も遊び、単純な牌のそろえ方だけ理解して遊んでました。

鳴きまくって役無しでロンしようとして上がれなくてゲームが壊れてると思っていたのはいい思い出。

 

これ以降も基本的にゲーム麻雀ばっかやってきたので、いまだに点数の数え方が分からず。ここ数年でも気が向いたときにゲーセンでMJしたり、たまにPCで天鳳をやったりぐらいな感じで、要するに殆ど素人です。

そして、プロ雀士の戦いを観戦したりという経験は全くありませんでした。

 

■ Mリーグを知ったきっかけ

 

もともと格闘ゲーム中心に対戦ゲームを20年以上遊んできたのですが、Mリーグの存在を知るきっかけとなったのはプロゲーマー梅原大吾さんの配信企画でした。

「17歩」企画をやった時にゲストで登場していたのが当時からMリーグに参加していた白鳥翔さんだったのです。

 

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白鳥さんはウメハラさんが雀荘で働いてた時期に同僚だったとのこと。

最初は「へー、プロ雀士呼んだんだ」ぐらいな感じで見ていました。

ところが初めて見る白鳥さんは最初の挨拶から「(17歩について)運ゲーでしょ?」と言い放ったり、控室で他の試合を見てる時も尖ったコメントを連発。気づいたら白鳥さんばかり注目していました。

試合の方も白鳥さん自身はしっかり2勝して決勝へ進出。

決勝で惜しくも負けてしまいましたが、決勝戦では2連続で四暗刻単騎を組むなど、突発で始まったっぽい17歩企画を大いに沸かせていました。

 

そんな感じでこの配信をみて「白鳥翔」という選手のことを覚えたことに始まり、Mリーグというものを見るようになりました。

 

■ Mリーグ観戦

 

 Mリーグを観戦するにあたり、当然のことですが、チームや選手のことを知ろうと思いました。

m-league.jp

 

もともとMリーグに限らず個々の団体の試合を観戦したわけでもなく、白鳥選手以外は全く知りません。

 

とにかく少しずつ覚えていくしかないな、と思っていた時に見つけたのが、YouTubeの公式チャンネルでした。

www.youtube.com

 

Mリーグは1日に半荘2回消化しますが、翌日にその2試合の中でハイライトとなる試合をYoutubeチャンネルにアップしていました。

 素人的に役満シーンなんかは分かりやすく盛り上がるので、そういったものから見ていきながら楽しんで、ちょっとずつ選手の顔と名前を憶えていきました。

 

このハイライト動画は単にアガった人だけではなく、様々な選手の悲喜交々が見て取れてるのが素晴らしいです。

 

有名なのはこの試合

www.youtube.com

 

シーンとしては黒沢選手の役満大逆転となりますが、僕は振り込んでしまった内川選手のことがとても好きになりました。

 

そんな感じでMリーグにすっかりハマったのが今年の2月頃。

今は自粛中で在宅仕事ですが、当時はまだ会社に出ていた時期で退社するのが大体8時頃。会社を出て帰りの電車に乗ったらすぐにスマホでAbemaTVを開き、第一試合を途中チェック、家に帰ったら夕飯食べながら第二試合をみるという日々を繰り返すようになりました。

2月と3月前半まではレギュラーシーズンの終盤だったので、セミファイナル進出の6位ボーダーの争いが熱かったのを覚えています。

 

■ Mリーグのここが凄い

  • 実況解説が凄い

 Mリーグでは実況・解説が基本2人体制で状況説明をしてくれます。スポーツ中継や格闘ゲームの大会でもお馴染みですね。

 

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お気に入りのコンビは実況日吉さん、解説土田プロ

基本的に始めは誰の手が早そうか、高くなりそうかを瞬時に説明してくれます。その後は手が止まる人が居れば、どういう思考で迷っているのかを細かく解説といった感じです。

 

中でも解説陣はいつも多角的に解説をしてくれて驚きます。

僕なんかだと受けの広さと高い手になるかぐらいしか考えないのですが、点棒状況による押し引き、長考中の人の視点で他3人の捨て牌から見える相手の進行度予測、さらにチームの暫定順位に応じたその対局の目標など様々な思考を代弁してくれます。

 

特にチームの暫定順位によって狙いが変わってくる点はチームとして長期リーグを戦う形式ならではです。

上位に居るチームは4着さえ取らなければ良いという打ちまわしが出来る一方、下位で苦戦しているチームはリスク承知で攻めないといけないわけです。

この辺りのチーム事情も踏まえた各選手の思惑を、解説陣に整理してもらえるのは見ていてとても助かるなと感じました。

 

解説陣の中ではシーズン終盤から参加した渋川プロがずば抜けて分かりやすくて好きです。

それとみんな大好きこーしょーくん土田プロもさすがの分析で、語り口やトーンも含めて聞きたくなる解説です。

 

  • レポート漫画が面白い

Mリーグで試合があると、大体翌日に試合のどこかを切り取った4コマ漫画がキンマwebで掲載されます。

 

kinmaweb.jp

 

コミカルなタッチでめちゃくちゃ面白い漫画です。

勿論、デフォルメしたり誇張したりで選手の人柄がこのままとは思いませんが、この漫画のおかげでかなり選手の顔と名前を覚えられました。

 

これは僕がメインで追っている格ゲーシーンなどでも絶対やった方がいいと思います。

漫画であること、4コマであることの両方が入りやすさとしてとても重要です。

 

 

■ 推しチーム紹介

  • 渋谷Abemas

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サイバーエージェントグループが設立したチーム。

チームTwitterで様子を見るととにかく明るい雰囲気で、他チームと比べて抜群に控室が騒がしいらしい。

 

推し選手① 白鳥翔

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Mリーグを知るきっかけとなった白鳥選手。

前述の通りBeasTVが初めてだったので、第一印象はイケメン、チャラそう、毒舌。

しかし、Mリーグ対局中は鋭い表情で驚きました。

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当たり前だけど対局中は真剣そのもの

2019シーズンは東場で失点してしまうものの、南場で逆転するシーンが印象に残ることが多かったです。

 

これは推しを決めて麻雀観戦をして気づいたのですが、逆転するイメージが強い選手は応援しがいがあります。

白鳥選手の試合は南場に入るたびに「なんか起きろ!カンドラモロ乗りしろ!」みたいな雑な応援にも力が入ります。

序盤に失点しても集中力を切らさないで逆転する姿を見ると「プロってすげぇな」って毎回思わされます。

 

推し選手② 多井隆晴

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2018シーズン、2019シーズンと2年連続で大幅なプラスポイントを収めたすごい人。

対局中は常に他3選手の河を舐めまわすように眺め、超人的な精度で手配読みをしていきます。

AbemasのチームTwitterではよく控室の様子が見れるんですが、いつかの試合で対局が終わって戻るなりオーラスの感想戦を始めて「(相手選手)白アンコの中単騎でしょ?」とド的中させて「なんでそんなこと分かるの?」と素人目にドン引きした覚えがあります。

守備力の高さ、押し引きの上手さが相まって安心して見てられる選手です。

 

また、チーム最年長ながらチームメイトから「たかはる」呼びで親しまれ、本人のややウザい感じのキャラも含めて愛されてる感じがとても好きです。

 

こんな感じで意気込みを語ってから試合に出たかと思えば

 

ラス引いて控室に戻ってきて拗ねる最年長

 

でもこの様子をみるとチームメイトが多井さんを慰めたり励ましたりするでも無いんですよね。

「たかはるにもこんな日はある」って感じで全く動じてないのが良い信頼関係だなと思います。

 

ファイナルシーズンは勝ってウザい感じにドヤ顔するたかはるが見たい!

 

 

続いて推しチームその2

  • U-NEXT Pirates

 

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ネット麻雀出身のプロが多く、流れやツキよりも確率・効率に重きを置いたデジタル思考の選手中心のチーム。

スピード重視の麻雀を打つため、チーム全体で鳴きの多様する傾向にある。

チーム名が海賊だし人の牌を奪うのが好きなのかもしれない。

 

推し選手③ 小林剛

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パイレーツの頼れる船長。

僕はレギュラーシーズン後半からMリーグを見始めたので、まさにパイレーツが6位ボーダー争いで苦しんでる最中、小林選手が何度もチームを救う姿を見て驚愕の連続でした。

打ち方は確率・効率重視で鳴きも多様する超デジタル麻雀。また、対局中アガってもアガられても殆ど表情を変えず淡々と打ち続けるのが特徴的。

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始めから終わりまで大体ずっとこんな表情

 

この麻雀のスタイルと無表情が合わさって付いたあだ名が「麻雀ロボ」「麻雀サイボーグ」。

 

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前述の漫画でも小林さんは頭にレバーが刺さってたりします。完全にロボ扱い

 

そんな小林選手ですが、印象的だったインタビューがあります。

レギュラーシーズン終盤。6位争いで苦しい状況が続く中、いつものように淡々と麻雀を打ち1位を取った時のインタビューです。

 

「視聴者もやっているほう(選手)も、(ギリギリの状況を)楽しめるようにならなきゃね」

 

これを聞いたとき「この人本当にロボなのか?」と思いました。

重圧がかかる状況でも気にしない→感情がない→ロボ、なら分かる。

しかし、このプレッシャーが掛かる場面を自分自身も楽しもうとするのは果たしてロボと言えるのか。

 

チームTwitterでの様子を見ても、不調で落ち込んでいるチームメイトをすごく丁寧に気遣ったりしてて、なんて温かいロボなんだと思ってしまいます。

この「実はすごく人間味がある」と思った上で、改めて小林選手のマシーンのような麻雀を見ると、また違った印象を持つようになってより応援したくなりました。

ファイナルシーズンでも、卓上では淡々と点棒を積みあげるその姿がみたいです。

 

推し選手④ 瑞原明奈

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可愛い

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可愛い

 

いや最近の女流雀士の方々って美人さんしか居ないんですけど、個人的に一番お顔が好きです。

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対局中の鋭い目つきも

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勝った時の笑顔もどっちも好き

 

対局ではセミファイナル序盤でのトップが印象に残ってます。

ギリギリ6位通過だったパイレーツにとって、ポイントマイナススタートの序盤に勢いに乗れたのは本当に大きかったと思います。

 

それとネット麻雀の「天鳳」で八段~九段を3往復ぐらいしたことがあるらしい。

天鳳にあまり詳しくないんですけど、八段維持も死ぬほど大変なのに、九段に複数回昇格してるのはエライことなんだとか。

中でも天鳳の段位戦では高段位ほど三着か四着でポイント増減に雲泥の差があるそうで、四回避は高段位維持の重要なポイントみたいです。Mリーグでも四着のポイントマイナスがデカいので、天鳳で培った着順意識はMリーグでも間違いなく活きてるんだと思います。

 

ファイナルシーズンでも対局中のキリっとした顔と勝ったあとの笑顔とどっちも見れることを期待しています。

 

 

■ ファイナルシーズが6月15日から開幕

 

そんなMリーグですが、感染症問題で延期になっていたファイナルシーズンがいよいよ6/15からスタートします。

1日2試合を6日間、合計12試合で争われます。

僕の推しチーム2チームも残っております。

 

試合がある日を簡単な流れをまとめると

・15時~16時頃に第一試合の出場選手が公開(公式ページトップやTwitterなど)

・19時から第一試合をAbemaTVで生中継

・第一試合が終わり次第、インターバルを空けて第二試合

・翌日レポート記事とレポ漫画掲載

 

流れとしてはだいたいこんな感じのはず。

既に15日夕方にあるはずの初戦先発選手の発表が待ち遠しいです。